体験談・成長記録

【体験談】プログラミングを9年やってきたのに、スキルは1年目レベルだった話

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プログラミングを9年やってきたのに、スキルは1年目レベルだった。

フリーランスを目指そうとしてエージェントに相談したとき、「Python歴9年です」と伝えました。相手は「それはすごい」という雰囲気で聞いてくれていた。でも話が進むにつれて、自分なんもわかってないなって思い始めていました。フロントエンドもバックエンドも、そんな概念すら自分の世界にはなかった。9年という数字だけが、一人歩きしていた。

9年間、何をしていたか

製造業の工場で働いていました。Pythonで業務を自動化したり、ツールを作ったりしていて、気づいたら9年が経っていました。

仕事はコードを書くだけじゃなかったんです。現場の理解や計画、予算の申請もやっていたし、ソフトウェアを導入してどれくらい人件費を削減できたか、作業時間が短くなったかまで確認するのが仕事でした。純粋なソフトウェア技術者というわけじゃなかった。

一人開発のしんどさ

作ったもののひとつに、PDFに○をつける作業を楽にするデスクトップアプリがあります。それなりに使ってもらっていたと思います。

ただ、保守運用も大変だし、引き継ぎも難しいし、大変でした。一番困ったのは引き継ぎ相手がいないことです。自分しか知らないコードを、自分がいなくなったあとに誰が見るのか。

そのアプリも今は書類のフォーマットが変わったから、絶対使われていないと思います。異動したので部署をまたいで問い合わせるのも「あまりよくないこと」な文化だったし、そもそもなくても少し時間をかければなんとかできるものでした。だから誰からも連絡はきていないし、連絡する人なんていないんですよね。

チームで作ったら、もっと大きいものができる。もっとちゃんとしたものが残せる。そんな思いがずっとありました。

Qiitaで萎えた日々

Qiitaでキラキラエンジニアたちの記事を読んで萎えたわ、という時期がありました。

コード品質とか言われてもよくわからなかった。フロントエンドもバックエンドもなんも知らなかった。でも将来ソフトウェアエンジニアとして活躍したいと思っていたので、記事の内容よりも焦りだけが頭に残っていた。

読んでも実践やフィードバックがもらえない虚しさしかなかった。一人で業務ツールを作っているだけだから、「なるほど」と思っても、それをどこにも使えない。

帰り道に思うのは「今の仕事変えないとなー」ということだけでした。

「担当工程は何ですか?」

働き方を変えたくて思い切ってフリーランスを目指そうとしてエージェントに相談したとき、担当者からこう聞かれました。

「担当工程はどのあたりになりますか?」

……担当工程。

ソフトウェア開発の現場ではそういう言葉があるらしい、くらいの認識でした。自分の中では伝説のワードというか、自分には関係ない世界の話だと思っていた。それを今、面談の場で聞かれている。

「全部です」って答えた気がします。嘘ではなかった。設計っぽいことも、実装も、運用も、一人でちょっとずつやっていたのは本当のことだったから。でも言いながら、なんか違うなって思っていました。「全部」って答えた人間がここにいるのに、なんで担当工程という言葉にこんなにビビっているんだろう、って。

スキルシートも書けるは書けるんですが、「これ大丈夫なの?」っていう違和感がずっとありました。Python歴9年、そこから逆算されるスキルレベルを相手が思い描いたとき、実際の自分と全然違う人物像になっているんじゃないか、と。SESで技術ばかりやってきた人と自分は違う。でもその違いをどう説明すればいいかわからなかったし、説明しようとするほど言い訳みたいになる気がして、後ろめたかったです。

エージェントの担当者はとても優しくて、コンサルタント系の案件も紹介してくれようとしていました。でも自分はソフトウェア開発の技術を高めたかったので、それは違うなって思っていました。面談は穏やかに終わりましたが、帰り道に残ったのは「自分はソフトウェア会社で働いたことがない人間なんだな」という感覚だけでした。

他の部署のwebアプリを見た日

同じ会社の別の部署が、チームでwebアプリケーションを作っていました。製品の不良を画像AIで検出するシステムで、GitHubでチームで管理していて、CI/CDでアップデートして、どんどん進化させていっていた。めっちゃいいなって思ってた。

自分が一人で作っていたデスクトップアプリは、自分が異動したら誰も触れなくなる。でもあのwebアプリは、チームで育てていて、生き続けていた。

そこで自分が目指すべき方向が分かった気がしました。webアプリケーション開発者になろうと思いました。

異動してみて

会社の制度でソフトウェア開発の部署に異動しました。多少時期の調整はありましたが、それほど大変ではなかったです。異動はラッキーだったし、規模の大きい会社にいたのもラッキーだったと思います。

今はNext.jsやNestJS、さらにはAWSの設計もできてめっちゃHappy〜!!ここにきてよかったって思っています。

でもまだ2年くらいしか経っていなくて、今も知らないことがいっぱいあります。フリーランスはまだもう少し先かなと思っています。

おわりに

とりあえずちょっとでも続けていたから意味があったんだと思います。続けられることがあるのが大事だったんだなとも思う。

ただ、やっぱり仕事でソフトウェアを作る部署や会社にいないと難しいなとも思います。当時の自分に声をかけるとしたら「早く環境を変えろ」って言うと思います。「大丈夫だよ」とは言わないかな。

同じように一人でコードを書いている人の参考になれば、うれしいです。

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