Pythonでデスクトップアプリを開発する際には、Tkinterという標準ライブラリがよく使われています。
しかし、Tkinterを使ったデスクトップアプリを作っていると
という経験をしたことはないでしょうか??
Tkinterを使用してアプリケーションを開発する際、ウィンドウを閉じたらPythonの実行も終了するようにする必要がある場合があります。
本記事では、Tkinterアプリ(ウィンドウ)を閉じると、自動でPythonも止まる。コードを紹介します。
コード
今回はシンプルに、何も表示していないアプリを立ち上げ(Pythonが起動している)
アプリを閉じるとPythonも止まるコードを下記に示します。
import tkinter as tk
# ウィンドウの作成
window = tk.Tk()
# アプリケーションの処理
# ウィンドウを閉じた際にPythonを終了する
def close_window():
window.destroy()
window.quit()
# ウィンドウを閉じるイベントの設定
window.protocol("WM_DELETE_WINDOW", close_window)
# ウィンドウの表示
window.mainloop()
上記のコードでは、ウィンドウを閉じる際にclose_window()
関数が呼び出されるように設定しています。close_window()
関数では、window.destroy()
を使用してウィンドウを破棄し、window.quit()
を使用してPythonの実行を終了しています。
また、window.protocol("WM_DELETE_WINDOW", close_window)
を使用して、ウィンドウの閉じるイベントが発生した際にclose_window()
関数が実行されるように設定しています。
これにより、ウィンドウを閉じるとTkinterアプリケーションが終了し、Pythonの実行も終了するようになります。
この方法を使用することで、Tkinterアプリケーションを簡単に終了できます。
ユーザーがウィンドウを閉じることでアプリケーションを終了させたい場合には、このコードを利用してみてください。
もう少し、具体的な使い方を知りたい方は
先日紹介させていただいた画像をリサイズするアプリのコードを参照していただければ幸いです。
おわりに
本記事ではTkinterアプリを閉じたらPythonも終了するコードを紹介しました。
この方法を使用することで、ユーザーがウィンドウを閉じることでTkinterアプリケーションを終了させると同時に、リソースを解放しPythonの実行も終了させることができます。
Tkinterを使用してGUIアプリケーションを開発する際には、ユーザーの利便性やリソースの最適化を考慮することが重要です。
ちゃんとリソースを解放することで、ユーザーにスムーズな操作体験を提供できます。
皆様が作ったアプリが、皆様の会社のメンバーに良い評価がもらえるよう
本記事が参考になれば幸いです。
それでは。